自動巻き式時計の使い方
● 機械式時計は巻き上げられたゼンマイがほどける力を利用して作動します。
● 機械式時計は繊細で複雑です。その為、衝撃、磁気、温度、湿度変化等の使用状況や生活環境によっても影響を受けます。 定期的にメンテナンスを行い正しい知識と愛着をもってご使用頂ければ、長年にわたり時を刻み続けることができます。
● 精度の誤差が許容範囲より大きくなり始めたり、リューズの巻上げがスムーズにいかなくなった場合、油切れと判断できます。目安として3~5年周期でのオーバーホールをオススメします。
リューズの位置とはたらき
① 防水通常使用 | ● リューズがケースにねじ込まれた状態 ● リューズを2の状態にして前方向に30回ぐらい巻いて下さい。ゼンマイが巻き上がります。必要以上にゼンマイは巻き上がらないため、巻き過ぎの心配はありません。 |
② ゼンマイの巻上げ | ● リューズをゆるめパネの力でねじがはずれた状態 ● リューズをのの位置まで引き出すと秒針が止まります。短針が12時を通過するときに日付が変わるのを確認し、その位置から午前・午後を計算して。 |
③ 日付変更 | ● 一段引き出した状態 ● リューズを3の位置にし、日付を合わせて下さい。時計の針が20時から6時までの時間帯にある状態では、日付の早送りをしないで下さい。故障の原因となる場合がございます。 |
④ 時間合わせ | ● 二段、最後まで引き出した状態 ● 時間合わせ・日付セットが完了したら、リューズをケースにそっと押し付けながらゆっくり回し、1の状態までしっかり閉めこんでください。 |
● 機械式時計の精度 clの要は約0.1mmに満たないひげゼンマイです。
● ひげゼンマイを含めた時計内部のデリケートな部品の破損を防ぐ為、野球、テニス、ゴルフ等の腕に強い衝撃がかかるスポーツをする時は機械式時計をはずして下さい。
また、落下や激突による強い衝撃にもご注意下さい。
● クォーツ時計、機械式時計の両方に当てはまりますが、時計は金属で出来ています。
● そのため磁気の影響を受けて正常に時間が合わなくなることがあります。
● 磁石そのものは勿論、磁気ブレス、ハンドバッグの留め具、オーディオをはじめとしたスピーカー類(テレビや、パソコン携帯電話などのスピーカーも含む)や、電子レンジ等の強い磁気を発する電化製品の近くに大切なお時計を置かないで下さい。 一般的に60ガウス以上で影響が出始めると言われています。
● 金属本来の特性で、温度により膨張縮小いたします。
● 暑いところではひげゼンマイが伸びて遅れがちになり、寒いところではひげゼンマイが縮んで進みがちになります。